無料提供馬ヒューストンシチー デビュー戦 即引退


友駿愛馬第34号はアメリカUに付属の無料提供馬。

しかし、外国産馬の割にインパクトは弱い。

なので1口でいいと思っている。

こういう期待薄の馬が走ってくれれば万々歳だが・・・。

ヒューストンシチーのほっさん評価を掲載。


しかし、募集終了後、右前脚屈腱炎を暴露。

おいおい、前年のオバマシチーに続きまたこのパターンかい。

よくて1戦、悪化すれば未出走のまま引退が濃厚。

私ほっさんはヒューストンはアメリカU購入時にいただいたものだが、

そのアメリカUは募集中止の為全額返金。

ヒューストンシチーの権利だけが無料で残りラッキーだが、これでは活躍は望めない。

2011年4月にようやくスピリットファームに移動。

5月23日にJRA競走馬登録されました。

西山牧場に放牧に出されていましたが、7月19日に美浦トレセンに帰厩しました。

7月28日に西山牧場に放牧に出ました。

9月8日に美浦トレセンへの帰厩を確認しました。

9月13日にゲート試験に合格したことが発表されました。


10月2日 中山3R 3歳未勝利 ダート1800m 混合戦に出走!!

13着/13番人気。

勝ち馬から5.8秒離されタイムオーバー。

そのまま引退の発表もなく競走馬登録を抹消されました。

レース回顧と時計の分析を掲載。

競走馬登録抹消から遅れること5日、公式HPで引退が発表になりました。

(2011年10月13日完結)

2010年2月2日立ち上げ

●ヒューストンシチーを取得!!

 2009年産友駿ホースクラブ募集馬全12頭プラス無料提供馬ヒューストンシチーについて当サイトでいろいろと分析しましたが、一番いいと思ったのがアメリカUです。

 そこでアメリカUを購入したわけですが、それに付随してきたのが無料提供馬であるこのヒューストンシチーです。

 友駿ホースクラブの無料提供馬は過去には見栄えのする馬体の馬が多かったです。思わず馬体に惚れ込み無理矢理3口手に入れたダブルダンスシチー、屈腱炎でまともに走れなかったものの好馬体だったロンドンシチー。
 そして無料提供馬ではありませんが、外国産馬ジャンピングシチーも惚れ惚れする馬体でした。ジャンピングシチーは1口60000円と高額馬で、かなり購入を迷いましたが、当時私は活躍馬もなく、金銭面で購入を断念しました。結果は骨折でデビューできずに引退しましたが、おそらく無事なら何勝かはしていたでしょう。

 しかし、昨年のオバマシチーと、今回のヒューストンシチーは馬体に迫力を感じません。それでも、昨年の無料提供馬オバマシチーは馬体はイマイチでしたが、米高額種牡馬の産駒で良血という魅力及び、資金的にも馬券大的中直後の募集で余裕があったことから格安募集馬を3口購入し、3口取得するに至りました。

 今年も金銭的には愛馬エスポワールシチーの大活躍などで余裕はあるのですが、如何せん、このヒューストンシチーに私が魅力を感じません。
 もちろん、タップダンスシチーの成功など外国産の募集馬には定評のある友駿ホースクラブですから、この馬も走るかも知れませんが、私の常識ですと、母の成績と馬体からいいところ2勝、馬体のバランスの悪さから、もしかすると勝ち上がりもどうかと思われます。

 また、血統的にも馬体的にもダートの短距離っぽい様相で、最高に活躍してもJBCスプリントJpnTしか大舞台がありません。中央のダート短距離GTがないというもの寂しいですね。

 ですから、今回は無理に格安の募集馬を購入して無料提供馬の口数を増やすことはいたしません。ヒューストンシチー1口で行きたいと思います。

●ヒューストンシチーのほっさん評価

 では、ヒューストンシチーの詳しい分析です。


 父   Mr.Greeley アーニングIDX 2.56 評価 A+
 母   Beautiful Treasure 米1勝      評価 D
 母父 Unbridled                  評価 D
 兄   Far East Gold 米3勝          評価 C
 生産牧場 米国                  評価 E
 調教師 奥平雅士                 評価 B−

 馬体                         評価 B−
 無料提供馬
 
 総合評価 1.75 評価 D


 父Mr.Greeley自身はダート1400m以下のGV勝ちしかないが、Finsceal Beo(英、愛1000ギニー連覇)など、海外では多数のGT勝ち馬を輩出している。
 日本では外国産馬のグリーリーランド(船橋S 16下)やピサノアルハンブラ、アルヴィスなどが活躍。しかし、重賞には手が届いていない。
 友駿ホースクラブによると、種付料は2006年は約350万円、2007年は約750万円、2008年は約1250万円、2009年は約750万円ということです。
 本馬は2008年産ですから、種付料は約750万円ということになりますね。
 高額なのはわかりますが、芝では厳しいでしょうし、ダートでも、いいところ1000万クラス止まりの気がします。


 母Beautiful Treasureは友駿ホースクラブ得意の1勝馬。産駒も1勝馬。うーん・・・。なぜもっと母系を重視しないのか。血統は素晴らしいものの、競走成績が伴いません。


 母父のUnbridledはケンタッキーダービー(GT ダート2000m)、ブリダーズカップクラシック(GT ダート2000m)に勝った米の名馬。産駒に昨年の無料提供馬オバマシチーの父であるアンブライドルズソングやグラインドストーンがいる。
 日本のBMSとしてもまずまずの結果を残している。


 兄第はFar East Goldなど。米重賞2着馬は出ているが、重賞勝ち馬はいない。その米重賞2着馬の兄はキーンランドセールで
約7000万円で落札されたとのこと。賞金の安いアメリカのこと。随分と損をされているのでは?


 生産牧場は米国とだけでよくわかりません。


 預託厩舎の奥平雅士調教師は1972年6月22日生まれ東京都出身。義理の父は奥平真治元調教師、大伯母(祖母の姉)は北野ミヤ氏である。旧姓は斎藤。
 1997年6月、美浦・奥平真治厩舎所属の調教助手となる。2004年2月、調教師免許を取得する。
 
 2005年1月17日付で斉藤姓から奥平姓に改姓し、1月21日に厩舎を開業。当時32歳で現役最年少調教師として話題となった。
 2006年コイウタにて初重賞制覇。
 2007年は開業4年目にして31勝及びGT制覇。
 2008年は重賞制覇こそなかったものの、26勝。
 2009年は25勝と若干成績が下降しているのは気になるが、獲得賞金は昨年を上回っており、数字は決して悪い数字ではない。

 個人的な意見だが、友駿の関東預託の厩舎の中ではかなり信頼できる厩舎ではないか。
 騎手は柴山雄一騎手なども多いが、ここ一番では横山典弘騎手への依頼がかなり多い。

 しかし、管理頭数が多く、弱い馬は置かれる(放置プレイ)。

 昨年もアルティマトゥーレでGU制覇。1馬房1勝の最低ラインは確保しており、期待できる。


 馬体は友駿ホースクラブの外国馬といえば、ダブルダンスシチーやロンドンシチーなど、かなり見栄えのする馬体の馬が多かったが、このヒューストンシチーはそんな中ではあまり良く見えない。
 とにかく繋ぎが短く、蹄とのバランスが悪く感じる。クッション性がなく、故障が心配。
 飛節も小さく迫力を欠き、下半身が貧弱に映る。
 首は太く推進力はありそう。筋量もそれなりで皮膚も薄く見える。
 しかし、うわものが少々良くても、土台がしっかりとしていなければ、走るはずもなく、すでにある程度成長している2歳であることを考えるとかなり不安。


 総合評価1.75は、父は日本でも成績を残しているので高評価であるが、母は1勝馬、産駒も米3勝と平凡で母父も日本でそれなりの成績を残しているものの、目立った活躍ではありません。
 無料提供馬というプラス加点があるにもかかわらず全体的に低い総合評価となっています。


 というわけで、私個人としてはほとんど期待していない、お気楽な愛馬ヒューストンシチーなのですが、走ってくれれば嬉しいですし、未勝利で終わったとしても、「あっそうですか」という感じです。
 無料提供馬とは、そういう存在で良いですよね。

これ以降は2011年4月13日に作成

●右前脚屈腱炎で大幅に育成遅れ

 アメリカUに付随する無料提供馬としていただいたヒューストンシチーですが、セール期間終了後の昨夏、右前脚の屈腱炎が発表されました。非常に回りくどい言い方で、それらの近況の内容からは、かなり早い段階から脚元が弱かったと窺い知ることができ、或いは募集段階ですでに屈腱炎だった可能性も否定できません。

 故に、とっくに新馬戦の終わっている3歳の4月になってもろくに追い切ることもできずに、前年の無料提供馬オバマシチーや過去の無料提供馬ロンドンシチーにように、代替馬といわさない為だけに1戦走って引退することが濃厚です。

 私もヒューストンシチーは血統的にも馬体的にも最初から期待はほとんどありませんでしたが、友駿のバイヤーは何をしているのでしょうか。こんな馬わざわざ輸入するほどではありませんし、全く経費の無駄です。オバマシチーといい外れ続きの海外馬。これでは信用できなくなってしまいます。せっかくタップダンスシチーで友駿ホースクラブの外国産馬は定評があったのに、今では評価は下がるばかりです。もっとも、クラブの経営事情から安価な馬しか購入できずに、オバマシチーもヒューストンシチーもかなり安価で購入しているとは思いますが。

●購入したアメリカUは募集中止の全額返金になり、ヒューストンシチーの権利だけが残りました

 私はこのヒューストンシチーはアメリカUに付随して1口いただいているのですが、そのアメリカUは2010年10月に「頸椎捻挫による先天性の神経圧迫症を発症しており、競走馬として進めていくことが出来なくなりました」ということで、募集中止になり、全額返金の措置が取られました。アメリカUは募集中止で引退しましたが、ヒューストンシチーの権利は残りました(消えるかな?とも思っていたのですが・・・)。なので私はこのヒューストンシチーを本当の無料で手に入れていることになり、その点はラッキーです。そういった負い目もあり、あまりこの馬に関して強く言う気はありませんが、正直な気持ちは無料で良かったとホッとしています。

●スピリットファームに移動しました

 出羽牧場で育成されていた我らが愛馬ヒューストンシチーですが、調教のピッチを上げる為により施設の充実しているスピリットファームに先週移動しました。

 しかし、出羽牧場ではタグと軽めのキャンターくらいしか乗り込まれておらず、まだまだです。トレセンに入厩するのは少なくとも2か月先。そこからゲート試験だなんだとやっていれば最短でもデビューは8月でしょう。8月28日に一度だけ出走し、すぐに登録抹消された前年の無料提供馬オバマシチーとダブります。

 なにはともあれ、一歩だけ前進です。順調に進んで欲しいですね。

これ以降は2011年5月23日に作成

●5月23日にJRA競走馬登録されました!!

 我らが愛馬ヒューストンシチーは、2011年5月23日にJRA競走馬登録されました!!これで詳細な入厩、放牧情報や追い切り情報を入手することができます。

 しかし、普通はこのJRA競走馬登録は入厩してから1、2週間後のゲート試験受ける前後で行われることが多いのですが、ヒユーストンシチーはまだ放牧状態で入厩はしていません。

 なぜこのタイミングでの競走馬登録かわかりませんが、胡散臭さを感じます。


 もうすぐ入厩のようですが、果たしてデビューまで行きますか。

これ以降は2011年5月31日に作成

●現在は西山牧場に

 4月末の極秘入厩が発覚したヒューストンシチーですが、この時は坂路で一杯に追って15−15程度の時計しか出せずに脚元の悪化、或いは状態がまだまだということでスピリットファームに戻されました。

 更に5月24日に更新されましたクラブ公式HPヒューストンシチーの近況報告によりますと、

一旦美浦トレセンへの入厩手続きをとりゲート練習を試みましたが、テンションが上がり暴れてしまった為、短期放牧しています。奥平師は「あまり心配はいらないと思いますが、西山牧場でゲート練習を入念におこなってから、再入厩させます。」と話しています。

 というわけで、5月20日前後に極秘再入厩。しかし、今度は気性問題でまた放牧。今回は茨城県の西山牧場に出されたということです。ちょうどこの時にJRA競走馬登録をしたということですね。

 こんなに調教もままならない馬。普通ならとっくに引退ですが、無料提供馬ということもあり、1戦はしないと代替馬を出さなければならない可能性があることから、頑なにデビューに向かって進められて(実際は進んでいませんが)います。

 私はヒューストンにこれっぽっちの期待もありませんが、まあ、どう考えても大活躍することはないでしょうね。

これ以降は2011年7月21日に作成

●7月19日に美浦トレセンに帰厩しました

 7月19日に更新されましたクラブ公式HPヒューストンシチーの近況報告は次の通りです。

美浦トレセンに帰厩しました。奥平師は「気が悪いので環境に十分に慣れさせてから、ゲート練習を主に進めていく予定です。まず試験合格を目標に進めていく予定です。」と話しています。

 ということで、7月19日に美浦トレセンに帰厩しました。未勝利戦末期のこの時期にまだゲート試験のみを目標に進められていくようですが、これではどう考えてもスーパー未勝利戦デビューで1度使われてお終いの様相です。

 もっとも、クラブとしては1度でも実戦で使えればそれでなんの文句も受けずに済むわけですから、とにかく何でもいいから1度だけ走らせたいといったところでしょう。

これ以降は2011年7月28日に作成

●7月28日に放牧を確認

 一昨日の7月26日、

美浦トレセンでゲート練習を主に調整されています。奥平師は「まだテンションが高いところをみせていますが、環境には少しずつ慣れてきています。右前脚の状態も落ちついているので、少しずつペースを上げていきます。ゲート試験は今週の練習具合をみて良ければ来週受ける予定です。」と話しています。

 とクラブ公式HPで近況更新されていた一応愛馬ヒューストンシチーですが、舌の根も乾かぬ本日(28日)、放牧に出されています。


 もちろん、ゲート試験は合格していません。この時期放牧に出されたということは、気性的なものなのか、エコー検査の結果、腱に99パーセントの損傷が見つかったのかは存じませんが、無理矢理やろうとしているたった1度の出走すら難しいということです。

 ・・・というか、こんな馬出走させたら、鞍上の黛弘人騎手(某情報屋筋・・・嘘)の生命が危ないですやん。


 エスペランサシチー1口で手を打ちますのでさっさと見切りをつけてください。

これ以降は2011年8月2日に作成

●放牧先は西山牧場

 7月28日に上記ヒューストンシチーの放牧をお知らせした私ですが、どこに放牧に出たかまではわかりませんでした。

 本日(8月2日)更新されましたクラブ公式HPヒューストンシチーの近況報告は次の通りです。

再度西山牧場に放牧されました。奥平師は「美浦トレセンでゲート練習をおこなっていましたが、ダッシュが悪く、乗りこみでも動きが硬く、右前脚にソエがでてしまいました。時間が無いので、ショックウェーブ治療を施し、早期回復を待ちます。」と話しています。

 ということで西山牧場に放牧に出たということです。それにしても、3歳未勝利馬がこの時期にゲート試験も合格していなくて、ダツシュが悪く、動きも硬くでは残り時間を考えてもどうしようもないでしょう。

 相変わらず、一走もしなければ無料提供馬とはいえ代替論争に発展するでしょうから1つだけ走るべく驚異の粘りを見せていますが、いい加減にして欲しいですね。

これ以降は2011年9月8日に作成

●9月8日に美浦トレセンへの帰厩を確認

 ヒューストンシチーは、屈腱炎を患っており、ゲートダッシュが悪く気性も悪いことから、とても競走馬としてやっていける馬ではないにもかかわらず、ただ1戦を消化し、代替論争を封印したい友駿ホースクラブによって現役を続行させられています。

 すでにスーパー未勝利戦に突入し、出走できる未勝利戦も残すところあと3週です。

 そんな中、9月8日にヒューストンシチーの美浦トレセンへの帰厩を確認しました。ここからまだゲート試験合格が残っており、普通に考えたら出走までは行かないと思うのですが。

これ以降は2011年9月13日に作成

●ゲート試験に合格したようです

 9月13日に更新されましたクラブ公式HPヒューストンシチーの近況報告によりますと、ヒューストンシチーはゲート試験に合格したということです。

 ということは、とりあえずスーパー未勝利戦には出走できそうですね。

これ以降は9月28日に作成

●気になる出馬想定表(10月2日 中山3R)

出馬想定表 10月2日 中山3R 3歳未勝利 ダート1800m フルゲート16頭 想定数9頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アトミックデザイン  8/14 未勝利 新潟芝1800 12
アルファホール 横山典弘  9/04 未勝利 新潟芝2000 11
サイレントイーグル 後藤浩輝  5/28 未勝利 東京ダ1600
ダイワセインツ 平野優  7/24 未勝利 新潟ダ1800 14 12
ドラゴンヴォイス 福永祐一  8/28 未勝利  新潟ダ1800 10 10
ヒューストンシチー 小野寺祐太 初出走
ファントムクォーツ 北村宏司  8/20 未勝利 札幌芝2000 16 13 11
マイヨオロ  8/27 未勝利 新潟ダ1200 10 12 15 13
リーサムガガ 幸英明  2/27 新馬 中山ダ1200 15

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在9頭出馬想定されています。

しかし、ダート1200mの方がかなり溢れているので、未勝利戦最終週ということもあり、かなり流れてくることが予想され、フルゲートになるでしょう。

ヒューストンシチーは初出走の優先権がありますから、出走は確実です。

●中山ダート1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線入り口。1コーナーまで十分距離があるので、枠順の有利・不利はあまりないが、逃げ・先行でレースを進めたい馬にとっては、内枠の方がありがたい。
 中山のダートコースは一般的に砂が重く、走破時計がかかる馬場でパワー型の馬が活躍しやすい。特に冬場は非常に時計がかかる。速い持ち時計よりも、コース適性重視。
 切れのある差し馬よりも、簡単にバテない先行馬を狙うのがセオリー。
 最後に急坂があるのでラスト1ハロンの時計がグッとかかるが、差し馬同士ではなかなか決まらない。
 ペース次第であるが、穴を狙うならば人気薄の馬の前残り。
 一方、雨が降って脚抜きのいい馬場になると、極端な脚質の馬の台頭が。行った行ったの展開や、外からの追い込み、マクリの馬が飛んでくる。
有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント コース・馬場適性、展開
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、アフリート
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、柴田善臣、ペリエ、後藤浩輝
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分57秒7 1分57秒8 1分57秒2 1分58秒8
2歳未勝利 1分57秒6 1分57秒0 1分56秒9 1分57秒1
2歳500万 1分55秒8 1分53秒3
3歳新馬 1分57秒8 1分57秒2 1分56秒1 1分56秒7
3歳未出走 1分57秒0 1分57秒0 1分55秒9 1分56秒5
3歳未勝利 1分57秒1 1分56秒4 1分55秒6 1分56秒0
3歳500万 1分55秒4 1分54秒6 1分54秒5 1分54秒4
古馬500万 1分55秒1 1分54秒8 1分53秒8 1分54秒0
古馬1000万 1分54秒1 1分53秒9 1分52秒8 1分53秒2
古馬1600万 1分53秒0 1分52秒6 1分52秒1 1分52秒3
古馬オープン 1分52秒3 1分52秒5 1分51秒1

これ以降は2011年9月29日に作成

●追い切り情報(9月29日更新)

4月30日 美浦南坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 59.4
3F 43.9
2F 29.8
1F 14.8


9月14日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 61.2
3F 43.8
2F 28.8
1F 15.1
アイアムイルシオン(古馬500万下)馬なりに同入


9月15日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回
小野寺祐太
4F 55.9
3F 41.0
2F 27.1
1F 13.8
モナムールフィーユ(3歳未勝利)馬なりを0.2秒先行0.6秒遅れ


9月22日 美浦南坂路 不良馬場 叩き一杯
2回
小野寺祐太
4F 53.5
3F 39.4
2F 26.3
1F 13.7
アイアムイルシオン(古馬500万下)一杯を1.1秒先行1.1秒遅れ


9月29日 美浦南坂路 良馬場 一杯に追う
2回
小野寺祐太
4F 52.8
3F 39.4
2F 26.9
1F 14.1
アイアムイルシオン(古馬500万下)馬なりを0.1秒先行同入
 4月30日の追い切り情報が出て来ました。これはヒューストンシチーが先週、JRA競走馬登録を行った為に明らかになったもので、我々クラブの公式情報ですと、この時期に入厩していたという発表は一度もありませんでした。

 また、一杯に追って15−15という冴えない動きもさることながら、この追い切りですぐに放牧に出されたということは、状態の悪さ以外の何物でもなく、こんなデビューすら怪しい馬を、今も平然と無料提供馬として募集馬に付けているのかと思うとぞっとします。

 そんなこんなで、私が友駿募集馬に投資する可能性はゼロからマイナス10000パーセントに急落したわけですが、酷い話です。


 ゴールデンウィーク中の更新お休みを決め込んだ(これ自体が酷い話で、キャロのように、移動の情報くらい乗せろっちゅうの)時期に入厩即放牧で、「いちいち書き込むのは面倒くさい」とほって置かれたのか、或いは、「残口が余りまくって、無料提供馬としていまだに募集中」なのに、これをリークするとかなりのマイナスデータで、内容によっては代替馬と言われかねないことを憂慮して隠蔽したのか。

 2年連続のワケあり外国馬をよくもまあ、高額の輸入費を支払って日本に持ち込んだものだ。ある意味海外ではセリ会場の”お得意様”になってんじゃないの?

 嗚呼、言いたいことはたくさんありますが、私はアメリカU(全額返金)のおまけでいただいているだけですので、これ以上は慎みます。

 9月14日、ゲート試験に合格したということで、時計を詰める作業に入っています。14日は15−15程度で追い切られました。さて、脚がどこまで持つでしょうか。馬なり仕上げでとりあえず1戦して大敗し、引退するのでしょうか。

 9月15日、急ピッチで仕上げられています。ジョッキー騎乗で14−14程度の速さで追い切られました。それにしても3歳未勝利馬に対し随分遅れを取っているものです。

 9月22日、格上馬にかなりハンデを貰っていながら随分と遅れを取っています。うーーん、やはり急仕上げで出すことになりそうです。

 9月29日、ジョッキーを背に最終追い切りですが、全体の時計は悪くないものの、完全に脚が上がっています。こりゃ全然期待できません。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。

これ以降は10月10日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 10月2日 中山3R 3歳未勝利 ダート1800m 混合戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アトミックデザイン 田辺裕信  8/14 未勝利 新潟芝1800 12
アトミックハート 高嶋活士  9/04 未勝利 新潟芝1200 10 15 15 12
コスモゴールデン 松岡正海  8/13 未勝利 新潟ダ1800
サイレントイーグル 後藤浩輝  5/28 未勝利 東京ダ1600
ジレイトソーニ アングランド  9/04 未勝利 新潟芝2000 18 14 12 13 15
ダイワセインツ 平野優  7/24 未勝利 新潟ダ1800 14 12
タケショウデオ 嶋田純次  8/21 未勝利 新潟芝1600 11
ドラゴンヴォイス 福永祐一  8/28 未勝利  新潟ダ1800 10 10
ヒシカツジョージ 大庭和弥  7/31 未勝利 新潟ダ1800 13 12
ヒューストンシチー 小野寺祐太 初出走
ファントムクォーツ 北村宏司  8/20 未勝利 札幌芝2000 16 13 11
マイヨオロ 川田将雅  8/27 未勝利 新潟ダ1200 10 12 15 13
モーリマティーニ 大野拓弥  9/07 交流 浦和ダ1400 12
ラブインザレイン 杉原誠人  9/03 未勝利 新潟ダ1200 12 14
リーサムガガ 幸英明  2/27 新馬 中山ダ1200 15
レッドアーガス 田中勝春  8/28 未勝利 新潟ダ1800 13 14

●騎手は小野寺祐太騎手(ほっさん評価「E」)

 今回のヒューストンシチーの鞍上はほっさん愛馬初の小野寺祐太騎手です。名前は存じておりますが、地味な印象です。しかし、ヒューストンシチーの調教に何度も携わっていただき、もはやヒューストンには彼しか考えられませんね。

 ヒューストンシチー自体が屈腱炎だ、気性悪だで全く期待できませんので、大敗しても騎手云々ではないでしょう。


 2011年9月28日現在、中央通算17勝、勝率2.0パーセント、連対率4.4パーセント。騎乗馬に恵まれてないとはいえ、数字としてはかなり厳しいですねぇ。重賞は未勝利。

 昨年(2010年)は中央9勝、勝率2.6パーセントとまずまずだったが、今年はここまで310戦し5勝、勝率1.7パーセントとかなり寂しい。減量3キロでこの成績では減量が取れる来春以降はますます厳しくなると思われる。


 小野寺祐太(おのでら ゆうた)は1990年3月12日生まれの21歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している3年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。伊藤正徳厩舎所属。負担斤量減量3キロ。

 座右の銘は「日進月歩」。目標とする騎手は岩田康誠。


 2009年3月1日、美浦の伊藤正徳厩舎所属騎手としてデビュー。同期には国分恭介・国分優作・松山弘平・丸山元気がいる。中山競馬場第5レースでデビュー。エアダーミに騎乗し5着だった。同年3月29日、中山競馬場第5レースでキングヴィオラに騎乗し、13戦目で初勝利を挙げた。同期で勝利を挙げたのは松山に続き2人目。1年目は3勝だった。

 2年目の2010年はエージェントがついて騎乗数が増えており9勝だった。しかし騎乗数の割に勝ち鞍は少ない。4月には国際競走に出走したネヴァブションの調教をつけるため香港に帯同した。


 「自厩舎の伊藤正徳厩舎での勝利は初勝利時の1勝のみ。力のあるエージェントがつくようになり、その線で騎乗機会が増えている。が、技術的にはまだまだ。ハワー不足で強く押し出せず、思い通りに騎乗馬を動かせていない。2010年中旬までの全9勝の内訳は、逃げが3、先行が3、差しが3。斤量面では51キロで6勝、52キロで1勝、53キロで2勝で、3キロ減に頼るところが大きい。ダ1000m〜芝2600mまで幅広い条件で勝っている点は評価できる。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手) 


 2009年デビューの新人騎手5人の2011年9月28日までの騎乗成績は以下のとおりです。

丸山元気  160勝
国分恭介   96勝
松山弘平   80勝
国分優作   41勝
小野寺祐太 17勝

 同期の中でもひときわ寂しい数字です。

●専門誌の印と評価

デイリー馬三郎

予想印

◎ ドウゴンヴォイス
○ コスモゴールデン
▲ ファントムクォーツ

以下省略

ヒューストンシチーは無印

見解

 「ダートでは崩れていないドラゴンヴォイス。前走は早めに動かざるを得ない展開で、上位2頭の末脚に屈した形。内容は文句なく、今度こそ押し切る。」

●各陣営のコメント

ヒューストンシチー

 「素質はあるけど、まだ体には余裕がありますからね。一度叩いてからの方がベターかも…。」(奥平雅士調教師・デイリー馬三郎)
 未勝利戦最終週にノコノコと出て来て叩いて次走なんてあるんですかッ?

●ほっさん予想

 元々屈腱炎で完治も怪しく、気性も悪く、ゲートダッシュも悪く、そして当然追い切りも終いで脚が上がっており、好走できる要素がありません。ましてや既走馬相手のデビュー戦です。全く期待はありません。シンガリ負けが当然でしょう。

●レース 

 ゲートもダメだとレース前から言われていたヒューストンシチーですが、屈腱炎が完治していないであろう脚元を気遣ってかそろっと出し、最低5馬身は出遅れます。

 そこからポツンとシンガリ追走で全く勝つ気などありません。未勝利戦最終週であり得ない走り方です。道中は15番手の馬から20馬身ほど離れていました。

 以下ほとんど映像に映って来ないのでよくわかりませんが、勝負に行って垂れてきた馬を数頭交わして13着で入線したようです。13着と言っても勝ち馬からは5.8秒差。当然タイムオーバーです。

●時計の評価

 勝ち馬から5.8秒も離されタイムオーバー。時計を論ずる必要もないでしょう。

●今後の展望

 まあ、お約束通り1走したわけですから、これで代替論も封じ込めることができ、クラブとしては安心して引退させることができるでしょう。

●クラブからは引退もないままに競走馬登録が抹消されました

 友駿ホースクラブは会員を欺く酷いクラブです。1つ前の世代の無料提供馬オバマシチーは馬体重が600キロ近くもあり、その体重を脚元が支えることが出来ず、競走馬としてはあり得ない存在でした。それでも代替論を封じ込めるために(いくら無料提供馬と言っても、1走もせずに引退ということになれば代替論が巻き起こる為)無理矢理1走だけして早々に引退させました。

 このヒューストンシチーも屈腱炎を隠蔽していた疑いが強く、募集終了と同時の屈腱炎の発表。そして代替論を封じ込めるためだけになんとか出走に漕ぎつけ、競走中止にならないようにレースに参加せずに一周キャンターで回ってきました。

 それだけでも会員を裏切る酷いクラブなのに、クラブの公式HPでは進退協議という更新に留め、実際には引退が確定し10月6日に競走馬登録も抹消されているにもかかわらず、10月10日現在クラブ公式HPでの正式発表はありません。

 これだけ高いお金を払っている会員を冒涜するクラブも珍しいですが、ますます会員は離散し解散の道へとまっしぐらに進めております。

 ヒューストンシチーは何も悪くありませんが、もっと早く楽にさせてあげるべきでした。馬が可哀そうです。

 ヒューストンシチー、お疲れさまでした。

まさか抹消後に地方転厩などないと思いますが、クラブからの正式な情報がないので、入り次第最後の更新をしたいと思います。

これ以降は10月13日に作成

●競走馬登録抹消から遅れること5日、10月12日の定期更新で引退が発表されました

 以下は10月11日に更新されましたクラブ公式HPヒューストンシチーの近況報告です。

調教師と相談の結果、レース後両前脚に疲労がでており、未勝利戦も終了したことから大変残念ですが、引退することとなりました。このようなこととなり申し訳ありませんでした。詳細は次回会報にてお知らせする予定です。

 だれも大変残念とは思っていないでしょうが10月6日に競走馬登録を抹消されてから5日、ようやく引退の発表をしました。遅過ぎますねぇ。そもそも、登録抹消する前日には決まっていた話なわけですから。とことんやる気のないクラブです。

最後までご愛読ありがとうございました

これをもちまして2010年2月2日から追いかけ続けた愛馬ヒューストンシチーの特集を終了させていただきます

2010年2月2日作成 2011年4月13日、5月23日、30日、31日、7月21日、28日、8月2日、9月8日、13日、14日、15日、22日、28日、29日、10月10日、13日加筆

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